私達二人の帰還で魔導師達が賑わっていると、奥のテーブルでジュースを飲んでいた少女が勢い良く走って来た。 「お兄ちゃん!お帰りなさい!」 「おう!ただいま、レイ」 少女はレオンのことを『お兄ちゃん』と呼んだ。 そしてレオンに『レイ』と呼ばれたその少女は、レオンの元へ駆けつけるなり目を輝かせて抱きついた。 少女、レイちゃんはレオンの七歳下の妹である。 兄と同じ綺麗な長い銀髪を流していて、まだ幼い顔つきだ。 兄のことが大好きなレイちゃんは、この建物でレオンの帰りを待っていたのだと思う。