…一枚だけならいいよね?
あたしは咄嗟にブレザーのポケットからケータイを取り出した。
そして、パシャッ。
…湊の貴重写真ゲット〜!
湊は気づいていない様子。
…よし!上手くいったー!
そう思った瞬間だった。
「…泉、撮っただろ?」
「…へ?」
…えぇー!?
そこには眼鏡をかけて目がパッチリ覚めている湊がいた。
…なんで!?今まで寝てたよね!?
「…撮ってないです!」
「盗撮は犯罪だ」
「一枚ぐらいいいじゃん!」
「…撮ったんだな」
「…げっ」
…あたしのバカ。
なんで言っちゃうのよー!
湊はあたしのケータイを奪おうとする。
あたしも負けじと抵抗する。
…だって、寝てた湊が悪いー!
撮られる方が悪いー!!

