そして、湊の授業。
…あっ。
ここ、昨日やったところだ!
…少しは湊の話が分かるようになったかも!
…なんか、嬉しいな。
…は!?今、何て思った!?
ちょっと、疲れが溜まってるのかな!?
「次の問題を…泉!」
「…は、はい!」
「答えてみろ」
「えっと…」
湊はあたしをジッと見てくる。
…分かりませんは通用しなさそう。
…あ、でもこの問題。
昨日やったところと似てる!
「x<3」
「正解」
…え!?ほんと!?
すごく嬉しかった。
すると、湊はあたしを見て微笑んだ。
…あれ?気のせいじゃないよね?
…あたし、顔に出てたかな?
そして、湊の授業はあっという間だった。
…数学の授業が楽しいって思ってる自分がいた。
…湊の力ってすごいかも。
あたし、もっと数学を勉強したい。
もっと好きになりたい。
そして、湊の笑顔が見たい。
湊に褒められたい。
そう思っている自分もいた。
あたしの中で湊の存在が大きく変化していくのが分かった。

