「…まぁ、いい。基礎からやる」
「…お願いします」
「まず、ここを解いてみろ」
「…はい」
湊が指差した問題は、あたしにとってチンプンカンプンな問題だった。
…わ、分からない。
あたしって、基礎も分かってなかったの!?
…ショック。
「…どうした?」
「…すみません、分かりません」
「こんな問題も分からないのか?」
…ひぇー、怖い。
やっぱり鬼教師だ!!
あたしは泣きそうになった。
「…と、言いたいところだがそれも想定内だ」
「…え?」
そ、想定内!?
…あたし、どんだけバカだと思われてんの?
すると、湊は紙に数式を書き出した。
…目がクラクラする。
「まずは、これを覚えろ」
「…はい」
あたしは、湊に渡された紙を見た。
それは見覚えのある数式だった。
…いつかやったことがあるような、ないような?

