試験日はすぐにやって来た。



三日間にわたって行われる試験。



今日はその一日目。出だしが肝心と私は意気込んでいた。



でも、本音を言えば自信あまりないな……



朝、ホームルームが終わって私は茜っちと話していた。



「私、ちょっと自信ないな……」



「ん?どした?弱気な発言して、珍しいね。」



「なんかなー、自分のやって来たことに自信が持てないなー」



「大丈夫、大丈夫、ゆずはちゃんと勉強してきたんだから。自分信じな。」



「はは、ありがと。」



勉強してなあなたは自分の心配しなさいよー、とも思いつつ、



茜っちの言葉を胸に私は試験に望んだ。