晴れ時々雨曇り



お昼時
お腹を空かせた私は
社員食堂へと向かった。


今日はAランチとBランチ
どっちにしようかなぁー

ご飯を食べる事が
唯一の楽しみである私は
スキップしながら
メニューに目を通す。



Aランチは豚カツ定食

Bランチは煮魚とカボチャのフライ定食


私は迷わず豚カツ定食を注文した。


ここのご飯美味しいんだよねー。

思わず笑顔がこぼれる私に
厨房のおばさんが声をかけてきた。

「たまきちゃん幸せそうだねー」

「うん!だってここのご飯いつ食べてもおいしいんだもん!」

私の答えにおばさんは
ハッハッハッと大きな笑い声をあげる。


「よし!じゃあ豚カツひとつおまけしとくよ!」

そう言って私のお皿に余分を
カツを盛ってくれた。

「ありがと!おばさん!」

私はお礼を言うと
ラッキーっと
心の中で指をならしながら
空いている席に座った。


そしてちゃんと手を合わせてから
カツを口に放り込む。

もぐもぐと歯を噛み締め
カツの食感を味わった。


ソースが実にマッチしていて
私は思わず
「うまいっ!!!」と
声をあげてしまった。


ご飯をおかずに
箸が進む、進む。

口の渇きを感じた私は
水をゴクゴクと飲み干し
またカツを頬張る。


まるで今の私は獲物を追うハンターのよう。


とは言っても獲物はもう既に
死んでるけど・・。





そうして
幸せの昼食タイムを楽しんでいると

フラフラとした足取りで
社長の説教から解放された
西堀が現れた。


なんだか午前中よりも
やつれたように見える。