「あ。」



何か思いついたように言った彼。



バックをゴソゴソ探し出し、出てきたのはクマのキーホルダー。



クマはキャンディを抱えている。




「これ、あげるよ。」



そう言って私に差し出した。



えっ????



「えっ、いいんですか??」



動揺してる私を見てクスクス笑う。



「今日、お客さんにもらったんだけど、そんな可愛いのつけないし、甘いもの食べないから。」