屋上から見える真っ青な空。微かに吹く風が気持ちいい。
絶好の昼寝日和だー(*´ω`*)
そんなきれいな空には不釣り合いな『汚い』声が響く。

「…ばかじゃ…いの。…のブ…が!…様に媚うって。」

「…あ…たなん…が相手に…れて…ーんだよ!」

授業中なはずなのに複数ので、女子がいわゆる『いじめ』
と、言うものをしている。
こんなことしてる暇あんなら授業出ろよ!
(↑お前が言うな by作者)

「皆に言うわよ!いじめられたって。皆私の方を信じてくれる!」

抵抗しているのは、
いじめられている女の子。そこそこ可愛いけど……。
『あいつら』にはかなわないだろう。

「ふん!知らないの?」

「この学校の『罪かぶり姫』を」

いじめている子達が慌てないのは
もうすぐ『罪かぶり姫』が来るから。
あと10秒で5分。タイムリミットだ。

『はい、ストップ~~。時間切れ。』

私がそう言うと女の子達は

「誰っっ?あぁ、なんだ『罪かぶり姫』か。」

「あとはよろしくねー。」

そう言って屋上を出ていく。
人の昼寝を邪魔しといてなんて言いぐさだ。
いつものことだけれど………。