私立白百合女学園~少女たちの秘密の園~




───そう言えば。

昨日、静架が先輩に告白されていたな…。

(静架は、どう答えたんだろう…)

静架に、そんな趣味が無いのは、私が一番知っているし………でも……。





「す すいませんっ 何か気に障ること言いましたかっ?!」

あわあわとちぃちゃんが動く。

あぁ…本当に可愛いなぁ、小動物みたいで。

私はよしよしとちぃちゃんの頭を撫でると、彼女を元の世界へ帰らした。



…今日の授業は、サボろうかな。


もう少し、静架のことを考えていたかった。










「……お、奈緒っ!!」

「──っ!?」

ビクッと体が跳ねて、目が覚めた。

何事かとベンチから飛び降りると、目の前に、腕組みをして呆れた顔の静架が立っていた。



「おはよう、よく眠れた?」

「あ………って、今何時!?」

「もう4時を15分過ぎたわ。あなた、午後からずっと此処に居たの?」