昔の昔、まだ人類が鬼の存在を信じていたころのお話…

とある村に数ヶ月前から村人が行方不明という事件があった。
村人皆はその行方不明者を探していたが手がかりはなし。
手がかりがないため、違う村へ住み移ったと考え、捜索を中断した。

その事件以来、事件は起きなかった。

あの日がくるまでは…

ある日、森から村に鬼が来たのいう。
村人は必死で逃げた。

しかし、1人の村人が逃げ遅れ、鬼に襲われ喰われた。

村人皆は犠牲者がでたと思った。

そう思った瞬間だ。
襲われた村人がみるみる鬼にかわったのである。
その一方、襲った鬼はみるみる人に、その人は数ヶ月前行方不明だった村人である。

村人皆は確信した。

これは鬼ごっこだ

村人から鬼になった者は逃げていった村人を襲い、喰らった。

また、村人は鬼に、鬼は人に
逃げては捕まり、逃げては捕まりの繰り返し

終わりのみえない鬼ごっこの始まりだ

今、現在でもまだ続いている。