「楽しかったか?」そう聞くと優は元気よく「ウン!!マタ キタイ」と嬉しそうに答えた。


口のまわりも手もアイスでギトギト・・・。


どうやって食べればそんな所にアイスが付くんだ??と不思議に思う所にまで付いている。


お陰で服もギトギトだ。


彼女の待ち合わせまでもう時間が無い・・・


(服を取りに帰る時間は残ってないな・・・。)


ギトギトで行く訳にもいかないからまた上の階に戻り優に服を買うことにした。



しかし、またここで問題だ。



チビの服なんて買ったことが無い・・・。


サイズがわからない。

これぐらいの年だと、どのサイズになるんだろう??


わからない俺は何となく見た目一番小さいTシャツを買った。



トイレに連れていき買った服を着せる。

小さいと思っていたサイズも優に着せるとバカでかい。

ケツのあたりまでシャツの裾がきて、首の辺りもダボダボでなんだかオカシイ。



そんなオカシイ格好にも構わず優は楽しそうに店を歩き周る。


返品するのもなんだか恥ずかしいし返品したところでサイズがわからないから買うものもわからない。



(まっいいっか。なんだか楽しそうだし・・・。)