シャワーを頭からかけると、アイツは物凄く驚いた様子で手をバタバタさせながら



「イヤイヤ」


「アタマはダメデショォォ!!」



そう叫んだ。



少し面白くて俺はプッと吹き出した。


シャワーを止めると必死で顔をぬぐっている。



「モウ ダメデヨォ・・・」

ちょっと怒っているのか面白い。

「タオルいるか?」


と聞く俺に、まだ目が開けられないのか目を擦りながら首を縦にふった。



タオルを受け取ると、またまた必死で顔を拭いてから俺を少し恨めしそうに見た。



俺がプッと笑うとニッコっとつられてアイツも笑った。