俺22歳、アイツ3歳2ヶ月

沙月と待ち合わせた時計台の下に着いた。

写真館の傍の喫茶店でコーヒーを飲んだお陰でもう日はビルを赤く染めていた。

吹いてくる風はもう冷たく、冬に向けて徐々に日は短くなってきて暗くなるのが早くなってきていた。

それに急かされるように、優との残された時間が無い事に焦りを感じていた。


もう本当に最後・・・

本当に別れの時がきていた。