優との最後の日の２日前、俺はももちゃんを呼び出した。

彼女の家の近くの公園で、優が遊んでいるのを二人でベンチに座って見てた。


「そう・・・優ちゃんともう会えなくなるんだね・・・。春さんといっつも一緒が普通だったから・・・」

カラフルな色の滑り台のてっぺんから、優がこちらを向いて手を振っている。

「ミテテヨ！ミテテヨ！」

元気よく叫ぶ優に小さく手を振った。

得意げな顔をして滑り台から勢いよく下りて来ては、楽しそうに笑ってまた階段を上がって行った。

「ミテテヨ　ミテテヨっていっつも俺に言ってた。もううるさいぐらい・・・

でも、もう見たくても、もう・・・見れないんだな・・・って・・・」