俺22歳、アイツ3歳2ヶ月

「ありがとう。

やりたかった事だから弱気にならずに頑張ってみます。」


「また、何かあったら話してよ。

花の事はわからないけど愚痴やら相談とかなら聞けるしさ。」


「うん。またメールしますね。  


 優ちゃん全部食べちゃったね。」



飛行機の形をしたプレートの上は綺麗に全部が無くなっていた。


「優、すごいな。美味しかったか?」


「オイシカッタ。コレ アケテ」

そう言って差し出したのはプレートに付いている小さいゼリー。


その小さいゼリーを食べ出した優から視線を彼女に向けて

彼女の事をもっと知りたいと思った俺は話を続けた。



「ももちゃん彼氏とかいないの?」

ずっと気になっていたことを聞いた。


「うん。い~ない。彼氏なんて、なっがいこといないなぁ~」

少し窓の外を見ながら彼女が言った。


「へぇ~そうなんだ。好きな人とかもいないの?」

食後のコーヒーを一口飲みながら何気なく聞いてみた。



「ん~ん。好きな人も今はいないかな・・・。

バイトと花とで忙しかったからそれどころじゃなかったし。

バイト終わったら即行帰るから

みんな愛想悪!!って思って声もかけないんじゃない。」



少し愛想笑いをしながらそう言った。


「ふ~ん。愛想悪いかな?そうは思わないけど・・・。

なあ優!!ももちゃんどう思う?」


なんとなく優にふってみた。



さずが色男、優は


「モモチャン カワイーヨ イッツモカワイイネェ~」

首をかしげながら言うそのセリフに彼女は、照れくさそうに笑いながら‘ありがと’と言った。