ファミレスに入り前に来た時と同じ席についた。
たった2回だけれど2人の指定席が出来たようで少し嬉しかった。
寝起きの悪い優は、俺にもたれながらグズグズとまだしっかりとは明かないその目を擦りながら言っている。
そのグズグズは、念願のカレー参上ですぐにおさまった。
顔から『オイシイ』がにじみ出ているかのようなその横顔・・・。
ある意味、俺のあのカレー風も引き立て役としては満点だったのかもしれない。
ゆっくりとコーヒーを飲んでいる彼女に、優と同じくカレーの味を味わいながら話かけた。
「コンビニ辞めちゃったのは少し淋しいけど、よかったよね。念願の仕事できてさ。」
「そう!あたしもダメもとで面接受けてみたんだけど
受かっちゃって自分でもビックリ。
結構、大手だし。
念願の花の仕事出来るのも嬉しいんだけど・・・ちょっと不安で。
あたしなんかでやってっけるのかな・・・って」
コーヒーのカップを両手でもって、フーフーとさまして一口飲んでから付け加えるように
彼女が言った。
「でも、そんな弱気じゃダメですよね。がんばろう!!」
両手を上にあげて少し伸びをしてから彼女はフッと笑った。
「初めてのとこ行くんだし
不安なのは当たり前なんじゃない?
でもももちゃん頑張り屋さんだし大丈夫なんじゃね。
すぐみんなに可愛がってもらえるって。」
彼女の少しの笑顔の裏に不安な気持ちを打ち消そうとしている姿が見えて
俺は少しでも彼女の気持ちが楽になればと言葉を選んだけれど
いい言葉が見つからなくて平凡な励ましの言葉に代ってしまった。
たった2回だけれど2人の指定席が出来たようで少し嬉しかった。
寝起きの悪い優は、俺にもたれながらグズグズとまだしっかりとは明かないその目を擦りながら言っている。
そのグズグズは、念願のカレー参上ですぐにおさまった。
顔から『オイシイ』がにじみ出ているかのようなその横顔・・・。
ある意味、俺のあのカレー風も引き立て役としては満点だったのかもしれない。
ゆっくりとコーヒーを飲んでいる彼女に、優と同じくカレーの味を味わいながら話かけた。
「コンビニ辞めちゃったのは少し淋しいけど、よかったよね。念願の仕事できてさ。」
「そう!あたしもダメもとで面接受けてみたんだけど
受かっちゃって自分でもビックリ。
結構、大手だし。
念願の花の仕事出来るのも嬉しいんだけど・・・ちょっと不安で。
あたしなんかでやってっけるのかな・・・って」
コーヒーのカップを両手でもって、フーフーとさまして一口飲んでから付け加えるように
彼女が言った。
「でも、そんな弱気じゃダメですよね。がんばろう!!」
両手を上にあげて少し伸びをしてから彼女はフッと笑った。
「初めてのとこ行くんだし
不安なのは当たり前なんじゃない?
でもももちゃん頑張り屋さんだし大丈夫なんじゃね。
すぐみんなに可愛がってもらえるって。」
彼女の少しの笑顔の裏に不安な気持ちを打ち消そうとしている姿が見えて
俺は少しでも彼女の気持ちが楽になればと言葉を選んだけれど
いい言葉が見つからなくて平凡な励ましの言葉に代ってしまった。

