俺２２歳、アイツ３歳２ヶ月

そんな事を考えながら、涼しくなった夜道を少し遠回りして帰ることにした。



その帰り道、ふっと俺は思った。


俺は俺なりにやって来たんだ。そのやり方はどうであれ必死に歩いてきた。


それが俺の歩んできた道なんだ。


変えようもない事実。


そして、俺は自分自身と向き合い


そして今までの俺をすべて認め


今までの俺をねぎらう様に心の中で抱き締めた。




自分を自分が認めてやれないで誰が認めてくれるんだろう。


自分が自分自身を好きになってやらないで誰が好きになってくれるだろう。




優や彼女に出会う前は俺は自分が好きだった。


だから今度は、今の自分が自分を好きになるような人間になろうと思った。



彼女に好かれる為じゃなく


誰かの為じゃなく


どう思われるかじゃなく




自分が自分に胸を張れるために・・・。