俺と優は、歩いて少しのラーメン屋に行った。


優は子供用の小さなラーメンをホークに巻きつけようと頑張っている。


もうすぐ口に入る!!

というところで麺は意地悪にチュルリと下に落ちた。


またもやチャレンジしながら優がボソッと


「オネエチャンハ」とさり気無く聞いてきた。


なんだかその言い方が大人びていて少し可笑しかった。



突然の大人びた質問に驚きながら、ふと彼女の事を考えた。


あの件があって以来、あのコンビニには行っていなかった。



彼女どうしてるんだろう。

彼女はどうもしていないか・・・。



俺の事はもう忘れちゃったかな・・・。

気にもしていないかもしれないな。



そんな事を考えながら、ラーメンを口にはこんだ。



店を辞めた以上、あんな朝早くにコンビニに行く必要も無くなってしまったし

なんだか間が空いてしまって行きづらい気持ちがあった。