私は流れに身を任せて、
上手に泳ぐ。
失敗しないように、溺れない
ように怯えながらそっと泳ぐ。

そう、思っていたけど、本当は
上手に泳ぐことなんてできなかった
のかもしれない。
とっくに溺れていたんだ。
「ごめんなさい。」
また、彼のそばにいたい。