「はぁ…どいつもこいつも。骨の無い奴ばっかだな。あーあ、もう今から学校に行くのもめんどくさいし…家帰るか。」




【桐生信長という男】

私立桃山高校3年B組。身長185cm。黒髪の短髪。煙草はセブンスター。父親は生まれてすぐに病死。現在母親との二人暮らし。この街で一番の悪童と呼ばれていて、小さい頃から喧嘩ばかりしている。見た目の怖さからか、喧嘩はいつも売られる側。ただ、そのたびに返り討ちにしている。とにかく勉強が苦手。怖いと評判の男だが、意外にもモテる。彼の事を好きだという女の子は結構いるが、怖くて気持ちを伝えられない女の子がほとんど。神田姫美子とは小さい頃からの幼なじみだ。




「あー、でも、学校行かないとまたアイツに怒鳴られっかなー。姫美子のやつ、ガミガミうるさいからな…あー!なんかムカついてきた!大体さっきの奴が喧嘩売ってこなかったら学校行ってたんだよ、畜生!もう1発殴らないと気が済まねぇ!」




恐ろしく短気でもある。