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しばらく他愛ない会話をしていると

「そろそろ戻ろっか」

そー言われ、時計を見ると
もう2時間も経っていた

「うん。戻ろっ」



2人は元来た道を戻り出した

公園の下までくると

みんな起きていて

健太が

「おそーい!2人でどこ行ってたんや」

と不機嫌そうに言った

二人のもとへ早く戻ろうと思い

近道して、急な斜面の方から登り
後少しで公園に着くと言うところで

グラッと体制を崩してしまい

ヤバッー落ちるッーーー

そう思い目を瞑る



あれ?痛くない
不思議に思いながら目を開けた。

するとそこにはかずきがいて
私の腕を掴んで助けてくれた。

「もう、ほんま危ないな!目離されへんやんか!」

と、笑っているかずきを見て

なんだか泣きそうになった

下にいるはずのかずきがなぜか私のそばで落ちそうになったところで助けてくれた。

とても嬉しかった。

そしてそのまま腕を引っ張られ
公園についた

するとそれを見ていたゆいに

「ゆき!なんで一希君と手つないでんの?」

と少し表情を曇らせながら言われた。

どうやら、ゆいはかずきのことが好きみたいだ。