私は中学2年生。

名前は優輝(ゆき)


周りから見れば、
ちょっとやんちゃな女の子。


今日は金曜日。

なんだかんだ言いながらも

学校へ行く。

遅刻だけど行かないよりはマシ。

2月の冷たい風が吹くなか
自転車をこぐ

学校までは自転車で5分の距離だ。



ー午後1時ー

ガラッーー

いつもどおり職員室へ行く

「すいません、遅刻届けくださーい」

『またお前かー』

「そやけど、なんか悪い?」

今ならわかるがこの時は本当にひねくれていた。


教室へ行って授業を受ける

数学の授業は先生のしゃべり方で眠くなる。

気付けばもう3時

「ゆきー!!学校おわるで!!」

元気な声で起こしてきたのは
仲のいい凛(りん)だ。

この子はとても人懐っこく誰からも愛されるような子。

私の唯一の親友




いつものように凛と学校帰りに近くの公園へ入り煙草を吸う


この日はここで解散


家にかえってゴロゴロしてると

他校の友達からメールが来た。


「受信ゆい
ゆき!今日夜あそばん?
かずき君って知ってる?その先輩とかくるねんけど」

この子は特に仲がいいわけではないが

最近よく遊ぶようになった、

唯(ゆい)。

その日は丁度暇だったので

「送信 ゆい
いいよ。遊ぼっか」

と適当に返信し準備を始めた。

おへそらへんまである茶色い髪を
簡単に巻き

カラコン、つけまつげを付け
いつものようにバッチリメイクで

用意完了。


時刻は午後7時を回っていた。