春樹「気持ち伝えるつもりはなくて、近くにいれたらいいやって思ってた。



でも、その子はいつも部活の話をしてて



決まって同じ名前の人を出してた。



あー、その人のこと好きなんだなって思ってて



すげぇヤキモチやいた。



俺はそいつが幸せならいいやって思ってた。



けど....



その人は俺の大切な人を泣かした。」



『えっ....』



七瀬の話を聞いてると急に私の方を見た。



春樹「俺は泣かせるような人に任かしたりできねぇ。



俺はその人に笑って欲しい。



だから、弱みに付け込んだらいいやと思って....



告白した。



柏木。



俺はあいつに柏木のこと任せることできねぇ。」



そう言って私を抱きしめた。



力強く、逃げることを許さないかのように。



『七瀬....』



私はどう返せばいいのかわからなかった。



なんせ、初めて告白されたのもあるけどいろいろと混乱していた。



春樹「柏木....



好きだ....。」



『な....なせ....』



ちゃんと目を見て告白されその目をそらすことなど私には出来なくてお互い見つめあっていた。