最後の花火が打たれた。



柚紀「....」



『....』



私はふと腕時計を見たら9:30と示されていた。



それに気づいたのか柚紀先輩は



柚紀「そろそろ帰ろっか。」



『は....ぃ....』



また手を繋ぎゆっくりと降りていった。



ところどころ、



〝坂危ないから気をつけてね!〟
〝そういえば、門限大丈夫?〟
〝そう言えばしばらく部活ないねー〟



などと会話をしてくれていた。



私は笑顔で頷いたり



〝そうですよね〟
〝はいっ〟



などと返事をしていた。