放たれる花火。



素晴らしい景色。



そして....



私の好きな人、柚紀先輩。



そんな、大好きなものに囲まれながら



私は1人ある考えをしていた。



“先輩は、どうしてそこまで私に優しくしてくれるのか”



私以外にも一年は梨央奈やほかの女の子も数人はいる。



それなのに、どうして私と遊んだりしてくれるのか。



不思議にしか思わなかった。



今はこうして楽しく過ごせていても、



いつか、



なにかが起こりそうな、



そんな予感がしてたまらなかった。