美南はずっとみんなから好かれていた。よく笑って、よく喋る。誰にでも愛想がよく、よくいろんな人から相談されていた。それでも美南は嫌な顔ひとつせず、相談にのっていた。ちょっと天然で鈍感なとこもみんなから好かれる原因だろう。
そして、男子からもモテていた。笑うと両方の頬にできるエクボ。二重でくりくりの目。白い肌。髪の毛もサラサラでよくひとつにくくっていた。
前に、美南が告白されているとこを見てしまった。
相手の顔はよく見えなかったが、たぶん同級生だろう。
美南は顔を真っ赤にしていたが、
「ごめんなさい。私好きな人がいます。」
って言って断っていた。
断っていて安心したが、好きな人がいるって分かってショックだった。
美南は鈍感だから、きっと俺が美南のことを好きだってことは気付いていない。そして、美南のことだから好きな人は先輩だろうと思っていた。
そして、男子からもモテていた。笑うと両方の頬にできるエクボ。二重でくりくりの目。白い肌。髪の毛もサラサラでよくひとつにくくっていた。
前に、美南が告白されているとこを見てしまった。
相手の顔はよく見えなかったが、たぶん同級生だろう。
美南は顔を真っ赤にしていたが、
「ごめんなさい。私好きな人がいます。」
って言って断っていた。
断っていて安心したが、好きな人がいるって分かってショックだった。
美南は鈍感だから、きっと俺が美南のことを好きだってことは気付いていない。そして、美南のことだから好きな人は先輩だろうと思っていた。


