私が物心ついた時には既に隣に琉生がいた。
何をする時もずっと一緒でアルバムを見ると私の隣には琉生が必ずいた。
そんな琉生が私はずっと好きだった。
小さい頃は、可愛いほど小柄だったのにいつの間にかちゃんとした男になっていた。
角張った手。喉仏。ガッツリとした体。きちんとセットされている髪の毛。
何もかもがカッコイイ。
思わず見とれてしまう。
これだから、中学生の時は何人もの女子に告白されていた。