「えぇ、ちょっとこの先にある公園で時雨君と話しをしたいの」 「話し?」 「えぇ」 楓はそれ以上何も言わず、歩いて行く。 そのあとを付いて公園に向かう。 マスターの店から真っ直ぐに歩いて左折すると、滑り台や砂場、ブランコと代表的な遊具がある小さな公園が見えた。 公園全体を囲むように木が植えられており、狭いなががらも落ち着く公園だと思った。