「杉谷と付き合うかと思ったじゃん。」



そんなわけない。



あたしはずっと裕紀を見てきたんだよ。



髪を切ったのも捜して欲しかったから。



きっと本心ではそう思ってた。



別れようって言ったのも裕紀の為。



「俺、柚子がいないとダメなんだよ。」



あたしが必要・・・?



ギュッと裕紀はあたしを抱きしめた。



「・・一生・・傍にいて欲しいんだ。」



プロポーズみたいな恥ずかしい言葉を言う



裕紀はもちろん真っ赤で、可愛かった。