また今日も放課後がやってくる。



「じゃあね、柚子。」



智里とバイバイと別れて、



昨日のように机にずっといた。



いつの間にかあたしは眠っていた。



そっと眼を開けると頭の上には手。



「柚子・・・・・。」



裕紀・・・?



彼は眼を開けたのに気付いてない様子。



そっと手が離れた。



そのままでいて欲しいと思っていたのに



その手は離れてしまった。