「あいつさ・・・真面目で不器用で他人のことばっかりなんだ。実はちっちぇー頃、あいつが大好きだったぬいぐるみを年上の子に取られてさ。泣いていいのに、怒っていいのに。あいつ泣くのこらえてたってるだけだから。俺がとったやつに取り替えしにいこうとしたら『ダメだよ。私は大丈夫。お姉さんだもの。』って言うんだ。」
「え・・・」
「あいつ強そうに見えて、本当は弱いんだよ。つらくても何も言わない。だからーーー
だから、俺があいつを守らなきゃ。」
「そ、それって・・・それって、鈴夏さんのこと。」
「好きだよ」
世界が、真っ暗になった気がします。
悲しい。どうしようもなく。どうして?私、とっても悲しい。
「ど、どうしたんだよ!?神南!!」
え・・・私、泣いてる。やっと分かった。
空君のことが・・・好き。
ふいに空君が、私の体を抱き寄せた。
「え・・・」
「あいつ強そうに見えて、本当は弱いんだよ。つらくても何も言わない。だからーーー
だから、俺があいつを守らなきゃ。」
「そ、それって・・・それって、鈴夏さんのこと。」
「好きだよ」
世界が、真っ暗になった気がします。
悲しい。どうしようもなく。どうして?私、とっても悲しい。
「ど、どうしたんだよ!?神南!!」
え・・・私、泣いてる。やっと分かった。
空君のことが・・・好き。
ふいに空君が、私の体を抱き寄せた。