キョロキョロと落ち着きなく辺りを見渡すあたしを清二さんはまるで妹を見るようなあたたかな目で見ていた。まぁあたし一人っ子だからそんな感じの、ってやつだけど。
でも付き合いのあまりないあたしからでも清二さんの茜を見る目とあたしを見る目が全く違うのはよくわかる。なんて言うか、こう、含む感情が違うんだよね。
優しいとか温かいのは同じなんだけど……うぅ、言葉にできん!!あたしの貧困なボキャブラリーじゃやっぱり違うってことしか言えないや。
ありきたりな言葉でいうならあたしに対するのは妹とか近所の子を見る感じで茜ちゃんに対するのは恋人とか、もっと特別な人って感じ。うわ、改めてボキャブラリーの少なさが心にグサリとくるわ。
「そう言えば、ここってあんまり子供いないんですね」
ふと気づいてみると子供のすがたをあまり見ない。いるとするとあたしと同じぐらいかもっと年をめした人だけ。全然いないってわけでもないけど気づく程度には子供の少なさが目についた。
なんだろ、勝手なイメージだけどこういう時代って子供がそこらへんで遊んでたり一緒に畑仕事でもしてるイメージがあったからちょっと意外だ。
「あぁ、そうだね…今は特に子供の数は少ないかも」
悲しげにそう言う清二さんに思わず頭の上に?を浮かべる。子供が少ないのに何か理由でもあるんだろうか。


