どうしましょう、と困っている茜に「あれ?」と思わず首を傾げる。
てっきりここって2人の家だと思ってたんだけど違うんだ。じゃあ清二さんのところがダメって話だから、ここは茜の家かな。
見た感じここにいるのはあたしたち3人で他の人がいる様子もない。茜は1人暮らしだと思っていいんだよね。
「ここに置いてもらうのはダメなの?」
素朴な疑問をぶつければ、話していた2人の視線が同時にあたしに向いて少しビビった。
茜の綺麗な緋色と清二さんの漆黒の瞳がいきなりこっち見たら誰だってビビると思う。目力ハンパないし。
「駄目、というわけではないのだけど……」
「?」
歯切れの悪い茜をキョトンとして見ていると、清二さんが少し困った表情で茜を見た。
茜も清二さんを見ててまるで目だけで会話してるみたい。
会ったばかりのあたしでも分かるぐらい、2人の間には見えない絆っていうのかな?そんな繋がりがあるように見えた。
「隠すようなことでもないのだけど…ほら、私の瞳がこれでしょう?あまり村の人からよく思われていないから、ここにいると朱里が何か言われてしまうんじゃないかしらって」


