力の入らないあたしの体を茜と清二さんで支えながら再び中に入っていく。
最初に寝ていたところまで戻ってからあたしはしばらくの間ぐずぐずと涙と鼻水と泣き言を際限なくこぼしまくって。
「大変申し訳ありませんでした……」
ただ今、あたしは渾身の土下座をしていた。
「いや、気にしないで。誰だって自分の知らないところにいたら混乱するだろうし」
「清二さん……」
じーんとその優しさが胸に染みる。
あたしの周りなんて家族はともかく友達なんて紗季とか紗季とか紗季とかしかいないからこの優しさがとてつもなくありがたい。
これだけ聞くとかなり友達の少ない可哀想な子に感じるけど、他に友達がいないってわけじゃない。他にもいるから。ここ、間違えないように。
ただ単に距離の問題っていうか、安心して本音をぶつけられる友達が紗季しかいないってだけだ。(あれ、これももしかして可哀想か?)
その紗季さんと言えばあたしがどうなってようがつれないんだけどね。果ては毒を吐き暴力を振るう始末。あたしの心は常にブレイク状態だぜ。


