この状況を理解したくなくて脳内でふざけたコントをしてみるけど、乾いた笑いは自然とこぼれてポロポロと瞳から涙もこぼれた。
「うぅぅーっ」
何これ何これ何これ……何これぇーっ!!
もう意味分かんないしっ!なんなの!?神様あたしになんか恨みでもあるの!??
確かに家のお手伝いとかあまりしないし、子どものときは神社って神様を祀ってるとか知らなかったからふざけて落書きしたこともあったけど!
でもあのあとすごく怒られて「神様ごめんなさい」って謝ったしあのペン水性だったから綺麗に磨いたし!むしろ前よりピッカピカにしてあげたし!
お正月のときとかもお賽銭ちょっとケチったりしたけどさ!3円しか入れなかったけどさ?!
それだけで!?それだけであたしにこんな仕打ちしますぅー?どんだけ心狭いのよ!!!
「朱里……落ちついて?」
「ふっ、う゛ぅー…っ」
ポンポンとあたしをあやすように抱きしめて後ろからトントンと背中を優しく叩いてくれる。
心音と同じそれはゆっくりだけど確実にあたしを落ちつかせてくれた。
「とにかく中に入ろう。ここは村から見えやすい」
「えぇ」


