緋色の瞳を柔らかくして言うものだから照れる。というかあなた様の方が綺麗ですから!まさに名は体を表すって感じですから!
くっそ、こんな平凡女子高生を褒めても何も出ないんだからね!!(なぜかツンデレ風に言ってみる)
「それで、こっちは清二(せいじ)」
「雑だなぁ」
茜の紹介に苦笑するけど清二さんは「よろしくね」と少し切れ長な瞳を下げてあたしを見つめた。
うわ、イケメンのこの破壊力。今まで海外の人とかそういうちょっと軽そうな人が好みだったけど、和風イケメンも捨てがたい。
「話を戻すとね、朱里を見つけたのは2日前の朝」
「、はっ?」
「私と清二が見つけたのだけど、」
「ちょ、ちょっと待って!」
い、今2日前って言ったよね?!え、じゃああたしその間ずっと寝てたってこと!?
少なくても家に2日は帰ってないってことになるよね?!
……ヤヴァーイ。じーさまに殺される。
「け、警察に捜索願いでも出てたらどうしよう……!!」


