すでに日は落ちていて真っ暗だったからか到着するまで誰にも見とがめられることもなく来れて玄関のところまで来たときに、今ってかなり非常識な時間なんじゃ?とふと冷静な意見が頭の中に浮かぶもののここまで来たら引き返すのもじれったいと遠慮なく戸を叩いた。
かなり大きな音を立ててしまい眠ってたらさすがに申し訳ないと思ったけどすぐに人の気配が戸を一枚隔てて感じたので杞憂だったらしい。
「どちらさまでしょうか」
「あのっ、あたし清二さんの知り合いです!清二さんに会わせてください!」
お願いします!と必死に言うと恐る恐るながらも戸が開けられたがあたしの姿を見た瞬間に目を見張りそのまま閉めようとした。ちょ、そりゃないでしょうが!?だいたい顔見てその反応とか失礼だし!!あたしだって傷つくし!!
反射的に戸の間に自分の足を差し込んで完全に閉めるのは防いだがその代わり壮絶たる痛みに悲鳴を上げたあと悶絶した。うん、夜中にごめんなさい。でもほんと痛かったんだって!
そうだった、今履いてるのってくつじゃなくて草履だった。あれならばまだしも草履の防御力を求めるのは酷というものだ。ついついいつものようにしてしまい…めっちゃ痛い!!


