誠の華-アサガオ-





勇と共にいる雪の元へ駆け寄ると勢いよく頭を下げた。



藤堂「雪、ごめん。怖がらせたかったわけじゃないんだ。許してくれないか?」




雪は勇から離れると顔を引きつらせながらも平助に微笑みかけた。





雪「いいよ。でも、もうやめてね?」




そう言うと平助はパッと表情を明るくさせた。




雪「ねぇ、河原で遊んでもいい?」



山南「夜は少し危ないから駄目です。明日の稽古が終わったらまたここに来ましょう」




山南の提案に雪、宗次郎、平助は飛んで喜んだ。



土方「川遊びなんて餓鬼の頃以来だな。俺もその刻には薬売り切って来よう」



勇「昔はよく2人で遊んだものだな。よし、なら明日の稽古はより一層気合を入れて行おう!」




全員「おーーーーーーーう!!!」