「お雪、ちょっといらっしゃい」



「?はーい」



おふでさんはニヤニヤと顔中の筋肉を緩めながら私を呼んだ。




「おつかい?」



「ううん、そうじゃなくてね…、まぁ周助さんのお部屋に行けば分かるわ♪」




思えばこの時からおふでさんの様子をが変だった。