「やれやれ、これは今までにないくらい酷い喧嘩ですね」 「少し総司が可哀想に見えるなぁ」 二人の一部始終を見ていた勇と山南はそんな事を呟いていた。 「明日が出立の日だと言うのにこのままで良いのか…二人は……」 「全く、世話が焼けますね」 勇は総司の元へ、山南は雪の元へそれぞれ歩き出した。