何を言われたのか理解できなかった。
「な…にを…言ってるの?」
「雪が浪士組に参加したがってたのは分かってる。でも雪には幸せになって欲しい。だかr...「勝手な事言わないで!!!!」
今度は雪が総司の声を遮った。
「幸せになって欲しい?私がここに一人残されて幸せになれるとでも思っているわけ?!総司達は女の私が足手纏いだから連れて行きたくないんでしょう?!」
「違う!そう言うんじゃなくて…」
雪が捲し立てると総司は悔し気に顔を歪め、拳を強く握った。
「もう良いよ。どうせ連れて行ってもらえないことなんて分かってたし。どうぞ京でもその素晴らしい剣の腕前をご披露なさってください」
ほうきを総司に投げつけて試衛館を出た。
総司は走り去る雪の姿を追いかけることができなかった。


