もしかしたら私は、残されることが寂しいのかもしれない。 みんなみたいに上様の為とか、一旗掲げる為とかじゃない。 みんなに着いて行きたい。 気持ちがハッキリすると思いはますます加速した。 しかし現実がその思いを押し留める。 脳裏に浮かぶのは周助やふでの顔。 そして周囲の視線や困った勇達の顔。 駄目だ、やっぱり私が入って良い世界じゃない。 一の存在を忘れてしまうほど考え込んでいると肩に手が乗った。 振り返ると普段なかなかお目にかかれない一の穏やかな笑みが目に映った。