「歳…さん?」


「大丈夫か?それよりどうやったんだアレ…」


「私じゃない!アレは私じゃない!!」




私は歳さんの腕を振り切ると捕まるまいと必死で走った。












走って、走って…誰もいないところへ行きたくて…気づいたら薄暗い森へ来ていた。


私は地面に膝を突くと頭に激痛が走りそのまま意識を手放した。