総司が一度距離を取り体制を立て直そうとするがそれを許さないかのように距離を縮め、総攻撃をしかけてくる一。 「凄い…こんな試合、見たことない」 「俺もだ」 そう言って私の頭を撫でる周助先生。 いつまで子供扱いするんだろう…とモヤモヤしながらも試合から少しも目を逸らさない。 二人は一度距離を取り、乱れた呼吸を整えた。 「次で終わりだ」 「あぁ、そうさせてもらう」 そう言うと二人は同時に走り出した。