頭がカチ割れたんじゃねえかと思うくらい強い拳骨を落としたのは師範代の岡田先生。




「「いってーーーーーーーーっっっ!!」」




「一体お前達は何本竹刀を折れば気が済むんだ!!!」




自分達だって折りたくて折ってるわけじゃない。



この竹刀が特別脆いんだ。




なんて言えばまた拳骨を喰らう事を分かっているからグッと押し黙る。




しばらくの説教から解放されると河原で水遊び。



これが俺達の夏の日課だった。