車に乗り込むと

何やら美咲がにやけてる。


『にやけてるぞ』

そう言うと

「あ、さっきの料理、とっても美味しかったんです!それが明日も食べれると思ったら、ニヤついてしまいました」


嬉しそうに言う。


『また連れてってやる』


そう言うと

「え、あ、いえ……ありがとうございます」

そう笑顔で笑った。



やばい…

この笑顔に、やられる…



今の俺は、マジで中学生だわ…


ふと、助手席を見ると

大東が肩を震わせていた。


こいつ、楽しんでるな…

後で覚えてろよ……



美咲はどこへ行くか尋ねてきた。


自分のアパートの心配もあり


「俺のマンション」
「話は部屋で」


そう言うと、納得してくれた。