あなたの優しさが…雅樹の想い



俺は美咲の手を引き

荷物を全部持って来いと言った。


美咲は少し驚きながらも、更衣室へ入って行った。


美咲を待つ間、フロントへ行き

黒田と話をした。


「せっかく売り上げ上がってきたのになぁ〜」

そんな愚痴をわざとらしく言う


俺は黒田を見る


「また、さがしますから」

そう笑いながらタバコを吸っていた。


「お待たせしました」

私服の美咲がきた。


行くぞと俺は歩き出す。


外に出れば、大東が待っている。

車に乗り込み走り出した。