あなたの優しさが…雅樹の想い

「若…お時間が取れますが……」


大東が俺の気持ちを察してくれる。


こいつだけには頭が下がる


『大東…俺は美咲を…』


「若…わかっております」


俺は美咲を自分のものにしたいと思っている。



「黒田には連絡をいれてあります」



『助かるよ…』



大東が俺の側近でよかったわ…


そんなふうに思い大東を見ると



大東はニカっと笑っていた。



……こいつ…俺で楽しんでるな…


イラついたけど、今の俺は怒る気すらない。



今日……美咲を迎えに行く。