「雅樹…ありがとう…」



『頼むから、俺の前から居なくなるな』



「うん……もう離れない」

「この子のためにも…」



そう言って美咲はお腹をさする


そのお腹が

美咲の手が愛おしくて

俺は美咲の手を上からさすり


『家族3人で幸せになろう』


そう言うと


美咲は

涙を流しながら


笑顔で


「うん」


そう言ってくれた。