あなたの優しさが…雅樹の想い





家に着くと

「すみません、若」


大東が悪いわけじゃねぇ


『美咲は?』

「お部屋で休んでます」


部屋に入ると


美咲はまだ目を覚ましていなかった。


美咲…



「若、姐さんがお呼びです」


『あぁ』


美咲が心配だった。

けど、聞かなきゃ話にならねぇ。



『お袋、入るぞ』


「雅樹…ごめんなさいね…」


お袋が謝ってくる


いいんだ、

お袋がわるいわけじゃねぇ…


『一通り、話してくれ…』